イヌが熱中症にかかってしまったらどうする?-一冷水シャワーをかけて、地肌までしっかり濡らす。

      2018/08/06

イヌは暑さにきわめて弱いと先に述べましたが、ばてるだけならともかく、人と同様に過度の暑さは「熱中症」を起こします。これは私の経験から述べるのですが、屋外飼いのイヌは、熱中症では来院しません。もちろんイヌ自身は、暑さが相当ついのでしょうが、飲み水が用意されていて、暑いとはいえ空気の流れがある屋外は、ぎりぎり耐えられるレベルなのでしょう。では、もっとも多い熱中症のケースはなにかというと、「室内車内にエアコンなしで放置した」というなんとも古典的なパターンです。子供の死亡事故が、さんざんニュースで取りあげられてるにもかかわらず、残念ながら同様の事故は起きているのです。

日中の室温上昇は、家の構造や隣接する建物との位置関係によって大きく違います。北側の涼しい廊下などに逃げられればいのですが、締め切った南向きの部屋であれば40°C近くまで気温上がることもあるでしょう。温室のように暑くなった部屋に残されたイヌは、あっという間に限界を超えます。
車内放置は論外としても、家を留守にするときは室温管理が必須です。過去、イヌがその家でいちばん暑い部屋に入り込んでいるのを見落として出し、戻ったら死んでいたという悲しい例もあります。

発見したとき、おそらく部屋は猛烈に暑いはずですが、日が傾いて室温はすでに下がりかけているときもあります。初期の熱中肩は症状が強烈にでていないこともあり、見逃して時間が経つうちに夕方になり、いよいよ調子を崩すときもあります。もしかしてと思ったら、迷わずかかりつけの動物病院で受診してください。

熱中症は、まず急いで冷却する必要があります。
家をでる前に、風呂などで冷水シャワーをかけて、地肌までしっかり濡らしてださい。表面だけ濡らしても意味はありません。水を飲めそうなら飲ませたうえで、すぐに病院へ向かってください。重度の熱中症の場合、ショックから回復できずに死亡することも多く見らす。病院に到着時したときには、すでに死後硬直が始まっている例も多く見ています。
住人が留守をしがちな家では発生しやすいので、暑くなってくる6月前後からは、常に意識しておいてください。

イヌの熱中症症状を見逃さないで!

熱中症にかかると、ひどく荒い口呼吸をし、よだれも見ら体温と脈拍が上昇します。ひどくなるとショック状態へと移行し下痢や嘔吐、痙攣、意識レベルの低下、そして呼吸と心拍が伴います。

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